こんにちは!
銀次郎です。
昭和の名優がまたしても。
女優、原知佐子さんが上顎肉腫のため東京都内の病院でお亡くなりになられました。
女優で実相寺昭雄監督夫人・原知佐子さん死去の報。NHKの実相寺監督の追悼特番の後の打ち上げでいろいろお話を伺った。私が下北沢で演劇やっていると話したら「下北沢は本多ちゃん(本多劇場支配人の本多一夫。新東宝で原さんと同期)が作った街よ。芝居が下手で役者やめて正解だったわね」と(続 pic.twitter.com/XfWx3CWgRt
— カラサワ (@cxp02120) January 20, 2020
享年84歳でした。
故人を偲び、今回は原知佐子さんの
・プロフィール
・出演作
・夫、子供
についてまとめていきたいと思います。
原知佐子さんの出演作動画も掲載します。
原知佐子さんのプロフィール
名前:原知佐子 (はら ちさこ)
本名:実相寺 知佐子 (じっそうじ ちさこ)(旧姓:田原)
生年月日:1936年1月6日
星座:山羊(やぎ)座
没年月日:2020年1月19日(84歳没)
出身:高知県高岡郡高岡町(現在の同県土佐市)
出身小学校:土佐市立高岡第一小学校
出身中学:土佐市立高岡中学校
出身高校:高知県立高知追手前高等学校
出身大学:同志社大学文学部美学美術学科(中退)
主な活動期間:1959年 - 2020年
夫: 実相寺昭雄(じっそうじ あきお)
小学校の先生から「俳優に向いている」と言われ、芸能界にあこがれを持ったことがきっかけ。
しかし、高校卒業後に宝塚歌劇団と松竹歌劇団をするも不合格。
女優への道をあきらめきれない原さんは、「京都ならばコネがあるかも」という理由で同志社大学に入学。東宝の「第4期スターレット」に合格し、本格的な夢をかなえるために大学を中退しています。
ちなみに「スターレット」とは新人発掘オーディションの事です。
原知佐子さんの主な出演作
意地悪なイビリ役として一躍有名に
一言でいうと、「憎たらしい」悪役としての配役が多かった原さん。
当時のトップアイドル達相手に「これでもか」とくらいイビリ倒す「悪女」として名を馳せました。
その代表作が山口百恵さん主演の日本ドラマの金字塔、TBS「赤いシリーズ」。
「赤い疑惑」では三浦友和さん演じる息子を溺愛する母親役で山口百恵さんを執拗にいびる。
「赤い衝撃」では父親に溺愛される山口百恵さんの義理の姉としていびる。
堀ちえみさん主演「花嫁衣装は誰が着る」では、ちえみさん演じる花嫁の叔母としてイビる。
花嫁衣裳は誰が着るでかずえさんの
お母さん役やられた女優さん原知佐子さんがお亡くなりになられたとネットニュースに!イビリ役をやらせたら天下一品で凄い女優さんだと当時思ってました。合掌。 pic.twitter.com/88s0fQ9JKt— スッパマン裕一 (@i3PvC7PKCCtGbea) January 20, 2020
ザ・ガードマン
そして八つ墓村の美也子。
原知佐子さん、横溝関連では東映「悪魔が来りて笛を吹く」(1979)での信乃役が知られているが、田村正和が辰弥を演じた伝説の1時間ドラマ「八つ墓村」(1969)では美也子を演じていました。ご冥福を。 pic.twitter.com/jKcAAHNnrP
— 木魚庵 (@mokugyo_note) January 20, 2020
「祟りじゃ~~」で有名な金田一耕助ですね。
一連の事件の真犯人役でした。
さらに、もっと若い頃は普通のOLでキュートな感じも醸しだしていました。
【原 知佐子】さん
『黒い画集 あるサラリーマンの証言』(1960)
『秋立ちぬ』(1960)★親近感が湧くフツーのOLさん役のキュートな原さんが、とても印象に残りました。
※ ご冥福をお祈りいたします pic.twitter.com/1GAHJ3gyRq
— markdad (@markdad139) January 20, 2020
プライベートでは・・
山口百恵さんが押しも押されぬトップアイドルだったころ、彼女自身があまりにも忙しく、撮影現場では
・撮影スケジュールはすべて百恵さんの都合に合わせる。
・山口百恵さんの代役を立て、代役の後姿を撮るシーンを連発し、時折本人の顔をアップするシーンでごまかす。共演者さんたちがそれに合わせて演技する。
といった事が起きていたそうです。
山口百恵さん自身に落ち度はないのですが、共演者さんたちはそうした特別扱いに少なからず不満があり、百恵さんをイビる原さんの事をとても羨ましがっていたそうです。
お茶の間の憎しみを大いに買った原さんでしたが一方、プライベートではそれとはうって変わってとてもお優しい方だったそうです。
共演者さんたちの不満を買い、孤立しそうな山口百恵さんにひっそり耳打ちし、共演者さんたちがお忍びで通うお店に誘うなど気遣いの利いた方でした。
トレンディドラマの悪役で有名になった一方で、数々の特撮作品にも出演しています。
ウルトラマンレオのマザラス星人
ちなみにマザラス星人の人間体を演じているのは原知佐子さん。実相寺昭雄監督の奥さんであります #tokyomx2 #ウルトラマンレオ pic.twitter.com/VtKhDXrk67
— 02f04_ユウ (@02f04_nakayu) September 23, 2018
ウルトラマンティガのマノン星人人間態(怖い・・)
【円谷プロ大怪獣カード】
46 謀略宇宙人 マノン星人【あそび方】
❤ または 🔄 を押して、君のタイムラインに大怪獣カードを集めよう。 大怪獣カードはいつ何が出てくるかわからないぞ。お楽しみに! #かいじゅうのすみか https://t.co/rMIrKcoxYa pic.twitter.com/He0QxDJnLS— 円谷プロダクション (@tsuburayaprod) November 4, 2019
他にも
ウルトラマンギンガS
ウルトラマンオーブ
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
庵野秀明監督の「シン・ゴジラ」にも出演していました。
「まだ住民がいる!射撃の可否を問う!」のおばあさん役でもおなじみ原知佐子さん pic.twitter.com/SGBjxNENrw
— 不自由[フジイユウコ] (@fujiyoucat) January 20, 2020
原知佐子さんの夫について
原知佐子さんには旦那さんがいらっしゃいました。
その方は映画監督の実相寺昭雄(じっそうじ あきお)さん。
「実相寺昭雄Day&Night」vol.2 2020年2月15日(土)
上映作品『おかあさん』から「あなたを呼ぶ声」「生きる 」「汗」の3本 pic.twitter.com/P1MN2i5yMY— 高橋巖 (@02KGJEDYNydMPCG) January 17, 2020
生年月日:1937年3月29日
没年月日:2006年11月29日(69歳没)
約14年前にすでにお亡くなりになられている方で、ウルトラマン、ウルトラセブン等の演出で一躍有名になった方です。
映画監督として、ご自身の作品中に奥さんの原知佐子さんが出演していました。
原知佐子さんの娘について
原知佐子さんには娘さんがいらっしゃいます。
実相寺 吾子(じっそうじ あこ)さんです。
生年月日:1967年3月1日
年齢:52歳
生まれ:神奈川県
趣味:料理
原知佐子さん同様、女優として活躍している方です。
1987年の舞台『ラズベリー』で女優デビュー。
文学座、演劇集団円などに所属していた経験があります。
原知佐子さんの葬儀では喪主をつとめ、近親者のみで執り行うそうです。
彼女の出演作品の動画をご紹介します。
ザ・ガードマンからです。
宇津井健さんはじめ、この作品もお亡くなりになられた方多いですね・・
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まとめ
原知佐子さんの
・プロフィール
・出演作
・夫、子供
についてまとめてみました。
また一人名優が去っていく・・・
本当に惜しいです。
改めてご冥福をお祈りいたします。